wimaxホームルーターの3大おすすめポイント
自宅のインターネット速度を早く便利なものにしたい、でも面倒は嫌だしできれば安く料金をすませたい…、そう考えている方はたくさんいるでしょう。
そんな方におすすめなのがwimaxホームルーターであるものの、どんな機種・プロバイダを選ぶべきなのかや、光回線・モバイルルーターと比較してどんな点が優れているのかなどが、イマイチわからないというケースも少なくないはず。
そこで今回は、当サイトが並み居るネット環境改善サービスの中で、なぜwimaxホームルーターを一押しするのかはっきりさせるべく、機種・プロバイダを比較したうえでおすすめポイントをお伝えしたのち、メリット・デメリットについても解説したいと思います。
wimaxとsoftbankAirならどっちが買い?ホームルーターの人気商品を比較
現在、ホームルーターが利用している回線は2種類あり、1つ目はKDDIグループのUQが提供しているwimax2+(以下wimax)、もう1つがsoftbank提供のsoftbankAirになります。
そして最新機種は、前者が2019年1月リリースされた「Speed WiFi HOME L02(以下L02)」、後者が同年3月登場の「Airターミナル4」で、それぞれのスペックは以下のようになっています。
機種名 | L02 | Airターミナル4 |
サイズ・重量 | 93×178×93mm・436g | 103×225×103mm・635g |
最高速度:下り/上り | 1Gbps/75Mbps | 962Mbps/15Mbps |
最大接続数 | 42台 | 64台 |
速度制限 | 3日10GB以上 | 曖昧 |
契約縛り年数 | 3年 | 2年 |
両者を比較すると、L02の方がコンパクトかつ最高速度に優れ、特にデータをアップロードする上り速度については、Airターミナル4の5倍に到達しています。
とはいえ、多くのユーザーが利用する動画視聴などのスムーズさを左右する下り速度に関しては、先代機種の350Mbpsから大躍進を果たし、L02の1ギガに迫る水準まで進化しています。
しかし問題は、Airターミナル4自体が持つ最高速度を利用できるエリアが非常に狭いことで、場所によって962/481/261Mbpsの3パターンに分かれており、962Mbpsが利用できるエリアが限定されるため、次段階である481Mbpsが事実上の最高速度と考えるべきです。
同じようなことはwimaxのL02にも言え、どこでもいつでも1ギガとはいかず現実的には558Mbpsが最高速度、いずれにしても通信速度を比較した場合L02に軍配が上がります。
また、どちらも一定の基準を超える通信をすると「速度制限」がかかり、wimaxの場合3日で10GBを超えた翌日の18時頃~翌2時頃まで、速度が1Mbpsに制限されるものの、それ以外の時間は速度制限がなくTwitterなどでの評価も上々。
WiMAXのホームルーター来た!!(歓喜)
家のJ:COMの回線より安定してる…!
めっちゃ嬉しい(≧∇≦)b pic.twitter.com/ENdORMQ6rr— kounatsu@久々にKAITO新曲公開 (@holydear20) 2017年12月2日
WiMAXホームルーター、なんなら実家の回線より断然はやくて笑う。すごくいいぞ。固定回線なんていらんかったんや!!
— 暖房器具 (@danbooki) 2018年5月11日
一方のsoftbankAirは速度制限の基準が明確になっておらず、公式HPによると安定したサービス提供をするため、回線が込み合う時間・エリアに高画質で動画を見たりすると、時間やユーザーごとの利用料に関わらず、速度制限をかける可能性があるとしています。
事実、softbankAirについての書き込みを調査すると、
SoftBankAIR、午後8時~午前2時に速度制限かかるみたい。
実際今遅い。いろいろ試したけど遅いから今のところ速度制限なんだろうなぁって感じ。
俺別に日中の方が使ってるからこの時間帯だけ我慢すればいいなら別に良いかなって感じ。
夜寝るのに動画流せればそれで大丈夫。— Coralサンゴ (@CoralSANGO) 2017年2月21日
SoftBankAIR使用感
①日中はそれなり。
②20時前後~深夜まで速度制限があり、測定してみたら900Kbpsという⋯(スマホ通常回線で12~15Mbps、今まで使ってたWiFiで30Mbpsくらい)結論
賃貸物件で工事が出来ないなどの事情がある方向け。
インターネットヘビーユーザー(特に深夜帯)には不向き。— くろつぐみ (@tsugumin9) 2017年12月25日
このように回線が混雑する夜、よく速度制限がかかっている模様です。
契約の縛り年数が短いため機種変更しやすい点が、softbankAirのメリットと言えますし、最大接続台数が62台と多いのも事実ですが、L02の42台で十分というユーザーがほとんどでしょうから、正直性能的にL02つまりwimaxホームルーターの方が、断然おすすめだと言えるでしょう。
wimaxホームルーターの料金をプロバイダごとに比較
前項の解説を見て、「よし!それじゃあwimaxホームルーターにしよう!」と思ったら、次は契約するプロバイダを選ばなければなりません。
回線を提供しているUQで契約すれば手っ取り早いのですが、正直料金的に一番高いためここでは数十社存在するプロバイダの中から、特におすすめとなるところを3つ厳選し比較表にまとめてみました。
プロバイダ名 | 機種代 | 事務手数料 | 月額料金 | 特典・キャンペーン |
GMOとくとくBB | 無料 | 3,000円 | 4,263円 | ・30,500円キャッシュバック
・2ヶ月目まで654円割引 |
BIGROBE | 実質無料 | 3,000円 | 4,380円 | ・15,000円キャッシュバック
・月額料金大幅割引特典割引 (何れかをチョイス) |
SO-net | 無料 | 3,000円 | 3,620円(割引適用後) | ・3年間の割引終了後も500円の長期利用割引あり |
※L02・ギガ放題契約時、特典・キャンペーンなどは予告なく終了・変更されるため要確認。
ザックリ計算してみたところ、最安を求めるなら「GMOとくとくBB」がおすすめで、3社のうち唯一口座振替対応なのが「BIGROBE」、キャッシュバックはないものの3年間変わらない料金で使いやすいのがSO-netになってきます。
おすすめポイントその1 工事不要!引越ししてもすぐ使える利便性
無線ルーターと異なり、光回線は自宅まで有線で繋がっているので、障害物や距離に関わらず安定した速度が提供されるものの、初めて導入する場合は開通工事をする必要があります。
引越しが増える春先などの場合、申込みから開通まで1ヶ月以上かかってしまうこともありますが、wimaxホームルーターは早ければ申込み当日機種が手に入り、コンセントにつないで簡単なセットアップをするだけで、すぐに利用することができます。
今回一押ししたL02は、その見た目がスマートで一見アロマポットのようなおしゃれさ、インテリアの邪魔にならずコンパクトでそれほど重くないため、置き場所に困るなんてこともない。
また、光回線の場合は引越しに当たり引継ぎ手続きをしなければなりませんが、転居先に回線が無かったら再度開通工事をしなければなりませんが、wimaxホームルーターなら持ち込むだけでOKという利便性の高さが強みです。
おすすめポイントその2 光回線並みの電波安定性
wimaxホームルーターの電源は家庭用コンセントから得るため、バッテリーのように消費電力を節約する必要がなく、常時家中に強い電波を飛ばし続けることができます。
特に最新機種であるL02には、360度全方位カバーする高精度アンテナが4本も備わっており、スマホやパソコンなどのWi-Fi機器の位置を検知し、電波を集中送信するTXビームフォーミング機能と相まって、光回線並の通信安定性を実現しています。
おすすめポイントその3 同時接続台数の多さ
少ない方のL02であっても最大同時接続台数は42台、正直よほどの大家族で各自複数の機器を駆使している場合であっても、不足するなんてことはまずありません。
また、ホームルーターと呼ばれていますが、この同時接続台数の多さと導入の手軽さから、
- オフィス
- カフェ・レストラン
- 美容室・エステサロン
などで活躍することも多くなっています。
wimaxホームルーターに弱点はない?他回線と比較してみた!
ここまでリサーチを進めてきた限り、wimaxホームルーター特に最新機種であるL02には隙が無いように感じられますが、どんな商品・サービスにも弱点が何かしら存在するもの。
という訳でこの項では、光回線・モバイルルーターとwimaxホームルーターを比較することにより、隠された弱点をあぶりだしてみたいと思います。
光VSホームルーター軍配はどちらに上がる?
前述したように、wimaxホームルーターがエリア問わず発揮できる、最大下り通信速度の水準は400~500Mbps、光回線が常時1ギガの速度であることを考えると、約2倍光の方が早いことになります。
とはいえ、一般ユーザーがネットサーフィンをしたり、YouTubeなどで動画を視聴する程度の利用であれば、ホームルーターの下り速度が遅いと感じることは、速度制限がかかっていない限りまずありません。
さらに、「ホームルーターは光よりネットゲームでの反応速度が遅い」という意見がこれまでみられていましたが、おすすめしたL02の場合は環境にもよりますが、概ね30ms以下の反応速度が確保されているようなので、ヘビーなネットゲーマーでも満足するレベルとなっています。
また、光回線は有線でネットとつながっているため安定性が抜群とされてはいますが、家庭内の隅々までそれを運ぶルーターが基本的にレンタルされるものの、性能的にwimaxホームルーターより劣るものが多いため、離れた部屋や浴室などでは通信が安定しないケースも。
高性能なルーターを別途購入するという手もありますが、L02クラスのルーターは優に数万円するため本末転倒、マンションやアパートならともかく部屋の多い一戸建ての場合は、wimaxホームルーターの方がかえって安定性があるケースもあります。
ちなみに、wimaxにおいて速度制限が発生する「3日で10GB」というデータ量は、標準画質でYouTube動画を丸2日見続けられるほどの量になるため、相当なヘビーユーザーでもない限りあまり気にしなくてもよいでしょう。
【その他の目安】
利用内容 | スマホ | パソコン |
ホームページ閲覧 | 約30,000回 | 約4,000回 |
メール(500文字) | 約650,000通 | 約300,000通 |
メール(300文字)+画像1枚 | 約10,000通 | 約2,000通 |
一方、明確に光とwimaxで違いが出てくる点は何かと言えば、動画・画像・音源などをアップデートする際の通信速度の方で、L02ですら35Mbpsに過ぎない上り最大速度が、光の場合は下り速度と同程度である1Mbpsに達します。
近年、小学生が将来なりたい職業としてユーチューバーが上がってきていますが、ユーチューバーを目指すときや、ビジネスシーンで大量のデータをやり取りするようなケースでは、光回線の方をチョイスしたほうが良いでしょう。
ホームルーターとモバイルルーターどっちがおすすめなの?
筆者はどちらも利用したことがあるので断言しますが、モバイルルーターはポケットやバックに入れておくだけで、どこでもサクサクネットを利用できる便利なツールながら、電波が飛ぶ範囲がホームルーターより断然狭いため、家族が別々の部屋でネットを使うケースでは物足りなさを感じます。
また、今のスマホはもれなくネット閲覧や音楽配信などができる上、データ利用料に気を付けてさえいれば、デザリング機能(※)によって外出先でノートパソコンをネット接続し、情報の下調べや記事の投稿・更新などといった作業を進めることも可能です。
※デザリング機能・・・外出先でもスマホをアクセスポイント(親機)として、パソコンやゲーム機器などさまざまな外部機器(子機)をネット接続できる機能で、各キャリアとも月額500円でオプション追加可能。(無料のプランもアリ)
複数台モバイルルーターを契約するのは経済的ではありませんし、1台契約の場合は誰かが外出時持ちだしたら、他の家族は一切ネット接続できない羽目になります。
ですので1人暮らしならともかく、家族でネットを利用するユーザーは、「ホームルーター+スマホ」で乗り切った方が、何かと便利でお得です。
結論!wimaxホームルーターがおすすめな人とは
ここまでの解説と比較対象をまとめると、毎日たくさんの動画をアップしたり、仕事で取引先と多くのデータをやり取りするヘビーユーザーは光回線が、外出時に良くネットを利用かつ単身ユーザーであれば、モバイルルーターを利用するのもアリです。
そして、工事が面倒で家族そろって「程よく」インターネットを楽しんでいる方なら、断然wimaxホームルーターがおすすめで、現状もっとも性能が良い機種はL02となってきます。
しかしそれも現時点での話、今後ホームルーター開発競争はさらに激化、L02をしのぐ新機種が登場するでしょうし、顧客獲得のため各プロバイダは今以上にお得な特典・キャンペーンを、バンバン打ち出してくる可能性もあります。
インターネット関連ビジネスの変化スピードは段違いに速いため、今日仕入れた情報が明日には時代遅れになってしまうこともしばしば。
ですので、常に最新機種やプロバイダの情報をリサーチし、自分とマッチしたものを組み合わせて導入することこそ、ネットライフを豊かにする秘訣になってくるでしょう。